アセタルについて

ACETAL=熱可塑性レジンは、耐久性・耐磨耗・耐クリープ性・浸水性に非常に優れた性質を持ち、人体にも非常に安全です。現在、その優れた性能から医科、歯科、食品、工業製品などの安全性が求められる分野で幅広く使用されています。 (利用実績:人工心肺の臓器部分・精密機器のパーツとして)

また、食品の分野でもその高い安全面・衛生面における品質と機能において、各国の規格を獲得してます。(ヨーロッパ統合安全規格CEと米国のFDA・UL・OSHA《米国保健管理局》ACGIH《米国産業衛生専門家会議》、オーストラリアのAS、台湾のCNSマークなどを取得)全世界で安全と信頼の商品として認められています。

日本においても、薬事法で認証さている素材です。

●義歯床用熱可塑性レジン(販売名 アセタル)薬事認証済み
認証番号 第224AKBZX00066000号

アセタルの特性

  • • 抜群の装着感で、耐久性と耐摩耗性にも非常に優れています。
  • • 生体親和性が高く、アレルギーの心配もありません。
  • • 浸水性がほとんど無いため、バクテリアが付着しないので衛生的で変色もしません。
  • • ランニングコストが低く、製作時間も短縮でき効率的

熱可塑性材料の利点

熱可塑性レジンとコ・ポリマー(共重合体)には、従来の粉末または液体レジン・システムよりも多くの利点があります。

熱可塑性レジンは、長期間にわたる成果を期待でき、安定しており、ポリマーの熱解凍にも耐えられます。また、摩耗性に優れ、耐溶剤性だけでなく、耐クリープ性や耐疲労性も高いです。

一般的に熱可塑性レジンは、ほとんどと言ってよいくらい遊離モノマーを含んでいません。人口のかなりの割合は、遊離モノマーに対してアレルギー反応を示しますが、これらの材料には、個々に応じた新たな安全処置を施してあります。さらに、熱可塑性材は、気泡の発生がほとんどありませんので、生物由来物質の蓄積ならびに悪臭や汚染を抑制し、寸法や色調の安定度も高いです。

これら全ての要素は、インプラントまたは複雑な修復症例に取り組む期間中、長期間にわたるプロビジョナル補綴物を製作する際や永久的な可撤性装置を使用する際に重要になります。一般的に熱可塑性レジンは、従来のレジンよりも柔軟性があり、丈夫です。レジン・ポリマーの処方にエラストマー・レジンを添加して、可塑性をさらに増して、破折を抑制することもできます。

また、物理的性質を高めるためにグラス・フィラーやファイバーを混入して熱可塑性レジンを強化することもできます。同時に、再加圧すれば、これらの修復物を裏装したり、修理したりすることもできます。

熱可塑性レジンは、何ら調整することなく、粘膜または歯牙色に一致した材料をシングル・キャスト(一括注型)やプレスして修復物を製作することができ、それらは、強くて軽量で柔軟性のある修復物です。これらの修復物は優れた審美性を発揮し、患者さんは長期間にわたって快適に使用できます。

熱可塑性レジンは、可撤性パーシャルデンチャー、クラスプ、固定性繊維強化パーシャルデンチャー、テンポラリー・クラウンおよびブリッジ、プロビジョナル・クラウンおよびブリッジ、栓塞子および言語治療装置、矯正用リテーナーおよびブラケット、印象用トレー、縁成形材、咬合面スプリント、睡眠時無呼吸装置、インプラントのアバットメントなどから多様な方面にわたって利用されつつあります。

よくある質問 FAQ

Q.アセタルは、どの程度強いのですか?

A.歯科用装置の製作に使用される次の他の材料とアセタルとを比較してみます。

アクリル
アクリルよりもアセタルの方が強いです。
アセタルはアクリルと違って、柔軟性があり、破折することなく元の形状に戻ります。

ナイロン
ナイロンもACETALも、どちらも強く、両方とも柔軟性があり、元の形状に戻ります。

クローム
クロームもACETALも、どちらも強いですが、ACETALは柔軟性があり、元の形状に戻ります。
しかし、クロームは曲がったままです。

Q.他の材料よりもアセタルが優れている点は?

アクリル
ACETALは、アクリルよりも強く、柔軟性があり、耐破折性や装着感も優れています。
ACETALは、あらゆる歯の色調や歯肉色を備えており、審美的で魅力的なスマイルを再現できますが、射出成形用アクリルは歯肉色しかありません。モノマーが残存し、幾分、気泡を生じるアクリルと比べて、ACETALは、低刺激性、耐汚染および細菌性、無気泡性です。

ナイロン
ACETALは、あらゆる歯の色調や歯肉色を備えており、審美的で魅力的なスマイルを再現できますが、ナイロンは歯肉色しかありません。ACETALは、ナイロンと比較して低刺激性、耐汚染および細菌性、無気泡性です。

クローム
ACETALは、クロームと比較して柔軟性があり、装着感も快適で、維持歯や対合歯に優しいです。ACETALは、あらゆる歯の色調や歯肉色を備えており、審美的で魅力的なスマイルを再現できますが、クロームは、口腔内で見栄えが良くありません。クロームのフレームワークにACETALのクラスプを使用すると、クラスプは、曲がって、歯の突出部を超えてアンダーカット最深部にまで入り込むので、最大の維持力を発揮できます。